昨日の続きです。当ブログはサービス企業の店舗網の状況に関する、下図の「???」の部分を説明しようとしています。そしてSTEPは「単一ドミナント」明光義塾は「分散型全国展開」と名付けましたが、ここからその根拠をお話しします。

STEP ←          ? ? ?          → 明光義塾

では、学習塾ステップ(STEP)と明光義塾は、多店舗化するという視点で比べた場合に何が違うのでしょう?それは、2つの用語で説明することができます。

まず、一つめの用語は、①店舗数の特定のエリアへの集中度、です。

STEPは1県(神奈川県)のみで教室を展開する一方で、明光義塾は47都道府県に教室を散らばらすように展開しています。つまり、店舗数の特定のエリアへの集中度”に圧倒的な違いがあるのです。

都道府県を地理的市場の単位とした場合、STEPのハーフィンダール・ハーシュマン指数で示した集中度は最高値の10,000であるのに対し、明光義塾は411とSTEPの20分の1以下でした。

ここでは都道府県を単位とした場合ですが、複数の都道府県に店舗網を“市場拡大”することは、“店舗数の特定のエリアへの集中度”が低下することを意味します。この集中度を数値で管理されているサービス企業はほとんどないと思われますが、多店舗化の方法によって企業間で大きな差が生じるのがこの集中度であり、これはサービス企業の成長戦略を部分的に定義する要素です。

この“店舗数の特定のエリアへの集中度”は、どのように算出すればよいのでしょうか?

皆さんの関わられている企業、ないしは、関心のおありの企業の都道府県別の店舗数をホームページの店舗検索などを参照し、カウントしてみてください。そして、個々の都道府県の店舗数の全店舗数に占める割合のパーセントの二乗を計算し、47都道府県分の合計を出してみてください。それが、そのサービス企業の“店舗数の特定のエリアへの集中度”です。10000を上限として、数値が大きければ大きいほど集中度が高く、低ければ低いほど店舗を全国的に分散させていることを意味します。

以上、“店舗数の特定のエリアへの集中度”が多店舗化するサービス企業の店舗網の状況を説明する1つ目の用語であるというお話でした。

次に、2つ目の用語のお話をします。それは、②地理的な範囲、です。

STEPは1県(神奈川県)のみで教室を展開する一方で、明光義塾は47都道府県に教室を展開しています。つまり、多店舗化する“地理的な範囲”に圧倒的な違いがあるのです。

続きは明日のブログで。