【学習塾・予備校の出店戦略】「開成教育グループ」の市場拡大と集中度

以前、“主体的拡大戦略”をとる学習塾企業の例として開成教育グループを挙げさせていただきましたが、その続編です。

開成教育グループ」(成学社)は、1987年に大阪府で設立し、1997年兵庫県、1999年滋賀県、2002年に京都府、2005年に奈良県と関西の都市圏に教室を集中するように店舗網を構築してきました。“単一ドミナント戦略”をとり続けてきたといえます。

出店戦略に変化が生じたのは2011年で、東京都での教室を開始しました。新たな大都市圏である市場を積極的に選択しており、“主体的拡大戦略”による“マルチドミナント形成”を志向しはじめたととらえることができます。

2012年12月時点で調査した際には、教室数が266、大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良、東京の6都府県に展開しており、特定の都道府県への店舗数の集中度を示すハーシュマン・ハーフィンダル・インデクス(以下、集中度)は4338と高い水準にありました。

(注:教室数はホームページの教室紹介で確認できる住所(電話番号)の数で計測しています。例えば、八尾教室は八尾市清水町2-1-34の住所で1教室ですが、フリーステップと開成教育セミナーで電話番号が2つあり2教室とカウントしています。)

その後、2015年には徳島県、香川県でも教室展開を開始しています。

2015年11月時点で教室数は298に増加し、出店済都府県数も8と市場拡大が進んだ一方で、集中度は4245であり、2012年12月時点の4338に比べて低下したものの、依然として高い値を示しています。これは何を意味するのでしょう?

開成教育グループの出店状況

【図】開成教育グループの出店状況 (展開の時期 :2005年以前 :2011年 :2015年)

(白地図の出所)http://www.start-point.net/nihontizu/material.html

続きは明後日のブログで。

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