宅建試験の勉強をしていると、
「まずは宅建に合格してから、次の資格を考えよう」
と思う方は多いのではないでしょうか。

もちろん、一つの試験に集中する方法もあります。

しかし、資格試験の中には試験範囲が重なっているものがあります。
せっかく宅建で勉強した知識を、別の資格試験にも使えるのであれば、最初から並行して学ぶという考え方もあります。

そこで今回は、宅建とファイナンシャル・プランナー(FP)試験を並行して学ぶ方法について考えてみます。

宅建で身につけた知識は、FP試験の一部にも転用できます。動画でも、FP試験の6分野のうち、宅建と関連する領域が少なくないことを紹介しています。

宅建だけを勉強し続けると「飽きる」ことがある

資格試験の勉強は長期間続きます。
宅建であれば、不動産や法律に関する内容を何か月も繰り返し学習することになります。

すると、どうしても起こりやすいのが学習のマンネリ化です。

テキストを読んではいるものの頭に入ってこない。
過去問を解いているのに、以前よりできるようになっている実感がない。

こうした状態で勉強時間だけを増やしても、必ずしも効率が上がるとは限りません。
そこで一度別の勉強を挟み、再び宅建に戻ることで、新鮮な気持ちで取り組める可能性があります。

これは、勉強をやめるという意味ではありません。

宅建と関連する別の資格を学ぶことで、気分を変えながら知識を増やすという考え方です。

宅建試験は年1回というリスクもある

もう一つ考えておきたいのが、宅建試験は基本的に年1回であるということです。

どれだけ準備していても、試験当日の体調や予期せぬ事情などによって、十分な力を発揮できないこともあります。

一つの資格試験だけにすべてを集中すると、その年に結果が出なかった場合、資格という意味では成果が残らない可能性があります。

そこで、宅建の学習を中心に据えながら、知識を転用できる別の資格も並行して目指すという方法が考えられます。

その候補の一つがFP試験です。

宅建とFPはどこが重なるのか

FP試験では、大きく次のような分野を学びます。

  • ライフプランニングと資金計画
  • リスク管理
  • 金融資産運用
  • タックスプランニング
  • 不動産
  • 相続・事業承継

このうち、宅建との関連が特に見えやすいのが、
タックスプランニング、不動産、相続・事業承継です。

動画では、FP試験の6分野のうち、半分ほどは宅建で学ぶ内容と関連すると説明しています。完全に同じ試験範囲という意味ではありませんが、すでに学んだ知識を生かしやすい分野があります。

特に重複が大きいのは「不動産」

FP試験の中でも、宅建受験生にとって取り組みやすいのが不動産分野です。

動画では、次のようなテーマを紹介しています。

  • 不動産登記
  • 不動産鑑定評価
  • 宅地建物取引業法
  • 民法
  • 手付
  • 契約不適合責任
  • 借地借家法
  • 区分所有法
  • 都市計画法
  • 建築基準法

宅建受験生にとっては、聞き慣れた言葉が多いのではないでしょうか。

つまり、FP試験の不動産分野をゼロから学び直すというより、宅建で得た知識を別の試験で使うという感覚に近くなります。動画でも「FPの不動産分野は、宅建の知識をかなり転用できる」と説明しています。

ここが、宅建とFPを並行して学ぶ大きなメリットです。

宅建の勉強にもプラスになる

並行学習のメリットは、FPに合格しやすくなることだけではありません。

FPの問題を通じて、
「宅建で勉強したこの法律は、こういう場面でも使われるのか」
と気づくことがあります。

同じ知識を別の角度から見ることで、宅建側の理解が深まる可能性もあります。

例えば、宅建では出題数が少ないため後回しにしがちなテーマでも、
「FPでも出るのであれば、ここも勉強しておこう」
という動機になります。

一つの資格のためだけに覚えるよりも、複数の資格で使える知識だと分かる方が、勉強する意味を感じやすいという面があります。

「宅建に合格してからFP」でなくてもいい

一般的には、

  1. 宅建に合格する
  2. 次にFPを勉強する

という順番を考えがちです。

もちろん、それでも問題ありません。

ただし、この方法では勉強する時期がずれていきます。
宅建で学んだ内容を忘れてからFPを始めるのであれば、もう一度復習しなければなりません。

それなら、宅建学習が軌道に乗ってきた段階でFPにも触れておき、同じ時期に知識を使い回すという方法もあります。

動画では、「宅建合格後に次の資格を目指す」だけでなく、最初からダブル合格を視野に入れる考え方を提案しています。

ただし、誰でも並行学習すべきという話ではない

ここは重要です。

宅建の勉強だけでも手いっぱいという段階で、無理にFPを追加する必要はありません。
まず宅建学習を軌道に乗せることが優先です。

そのうえで、

  • 宅建の勉強に少し飽きてきた
  • 毎日同じ勉強で集中力が落ちてきた
  • 宅建以外にも資格を取りたい
  • FPにも以前から興味がある
  • 宅建で学んだ知識をもっと活用したい

という方であれば、FPとの並行学習を検討する価値があります。

動画でも、宅建学習がある程度軌道に乗った方や、学習が少しダレてきた方に向けて、FPを並行して学ぶ方法を提案しています。

動画で見る|宅建+FP「並行学習」のすすめ

宅建+FPという「資格の組み合わせ」を考える

資格を一つずつ取得していく方法もあれば、関連する資格を組み合わせながら学ぶ方法もあります。

大切なのは、資格の数を増やすことそのものではありません。
同じ勉強時間から、どれだけ多くの知識や成果を得られるかを考えることです。

宅建で学ぶ不動産や法律の知識は、宅建試験が終わったら使わなくなるものではありません。
FPをはじめ、他の資格や実務にもつながっていきます。

「宅建だけに専念する」という方法に少し行き詰まりを感じたときは、
宅建の知識をほかに転用できないか
という視点を持ってみてはいかがでしょうか。

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