店舗開発の担当になったら、まず不動産会社から物件情報を集めればよいのでしょうか。物件探しは大切な仕事ですが、それだけで出店の判断はできません。会社としてどこに出店すべきかを考え、実際に出店できる状態まで進める。その一連の仕事が店舗開発です。

加藤拓が、既存店分析から物件評価、売上予測、出店戦略までを約15分の動画で整理しました。着任したばかりの方にも、業務の基本を振り返りたい方にも役立つ内容です。

最初に見るべきものは、自社の既存店

新しい物件を評価するには、自社がどのような場所で売れるのかを知る必要があります。その手がかりになるのが既存店です。

売れている店だけを見ると、その店にある特徴を成功要因だと思い込むことがあります。売れていない店とも比べ、市場、競争環境、物件の条件などの違いを整理することが大切です。また、地図を見て現地へ行き、もう一度地図を見返す。その繰り返しが、地域を見る力を育てます。

人が多い場所でも、来店するとは限らない

商圏は、お客様が来店する地理的な範囲。立地は、街や道路、人の流れの中での店舗の位置。物件は、実際に借りる区画や建物です。まずは見る対象を区別します。

人通りや交通量の多さだけでなく、誰がどこへ向かっているのか、店が見えるのか、入りやすいのかを確かめる必要があります。動画では、ロードサイドのカーブを例に、お客様の目線で物件を見る意味を説明しています。

売上予測を、会社の判断につなげる

売上予測は精度とともに、なぜその数字になるのかを説明できることが重要です。似た既存店を探し、商圏・立地・物件の違いを比較することが、考え始める手がかりになります。

社内提案では、調査結果や予測に加え、経済条件や出店後のリスクも整理します。出店には大きな投資が伴うため、「出店しない」という判断も仕事の一部です。

1店舗の先に、店舗網を見る

「5年で100店舗」は目標ですが、それだけでは出店戦略になりません。どの地域に、どの順番で、どのくらいの密度で配置するかまで考えます。新しい市場へ広げることと、既存市場を深くカバーすることを併せて検討し、エリア全体の状態から個々の出店を判断します。

経験を重ねるだけでなく、考えたことを言葉にし、次の物件で確かめる。その学びを支える入門書が『店舗開発超入門』第2版です。書籍と無料動画講座の詳細は、こちらの案内ページをご覧ください。

さらに実務を体系的に学びたい方には、福徳社 店舗ビジネス実務塾の「【基礎マスター】店舗開発実務講座」もご用意しています。

福徳社 店舗ビジネス実務塾