業務にすぐ役立つ【店舗売上予測】演習の連載をスタートします

新規出店の判断の際には、諸経費に目標利益額を加えて必要とされる売上高を見積り、その金額が妥当かどうかを検証することにより、店舗の最終的な利益計画を確定します。

…と、文章でさらりと書けば簡単なことのように見えますが、社内のコンセンサスを得て、それを確定するに至るまでに、意外と多くの時間や労力を費やされている、ということはありませんか?

「開発部門での売上の予測金額とオペレーション部門の予測金額と間に乖離があり、なかなか合意が得られない。」「それに対して説得力のある説明をしたいが、なかなかそれができない。」、という方もいらっしゃると思われます。

そのような開発ご担当者の方向けに、当ブログでは、しばらくの間、売上予測のプロセスや説明方法について、必要とされるデータや統計学で関連する用語も踏まえながらお話しさせていただきます。

数字は苦手だ、とおっしゃる方も多いと思いますが、分かりやすく、しかも業務ですぐに役立つように演習形式で説明するよう努めます。

なお、ここでは、既存店舗数が20店舗以上あるチェーンストアの場合を想定してお話しします。

まずは既存店売上データの整備と加工から始めましょう

まず、既存店売上データの整備と加工の演習から始めたいと思います。

可能でしたら、皆さんの会社の店舗の、直近24か月分の月商データをエクセルファイルでご用意ください。私の方では、ダミーの月商データをご用意してみたいと思います。次回の記事では、それをダウンロードできるようにしますので、そちらを使っていただいても結構です。

続きは明日のブログで。