【商圏の広がり分析】『イオンモール幕張新都心』利用経験者の65.1%が千葉県住民
「調査結果報告」シリーズでは、(株)福徳社の独自リサーチ『商業施設利用実態調査2015』レポートから、分析担当者が注目したデータをピックアップしてお届けします。
大型商業施設にテナントとして入居する場合、どの程度広域から利用者が来店しているのか、商業施設の商圏の広がりが気になるところではないでしょうか。
そこで、『商業施設利用実態調査』(2014年6月中旬・2015年6月中旬実施)では、1都3県の消費者に対し、開業時に話題性が高かったと(株)福徳社が判断した11の商業施設(キラリナ京王吉祥寺、イケア立川、イオンモール幕張新都心、マークイズみなとみらい、酒々井プレミアムアウトレットモール、KITTE、三井アウトレットパーク木更津、ダイバーシティ東京、渋谷ヒカリエ、東京ソラマチ東京スカイツリータウン、ビックロ)について、開業後1年以上が経過した現状における利用者像を比較分析しました。
そこでは、各施設の商圏を把握するため、利用経験者数と被験者の都道府県レベルの住所データのクロス集計を行いました。
特定の都県にどの程度集中しているかを把握するためには、ハーフィンダール・ハーシュマン指数(HHI)を用いました。HHIが2000台と相対的に低い施設は、ターミナル機能のあるエリアに立地する施設が多く、広域からむらなく集客している様子がうかがえます。
前回は、HHIが最も低い商業施設をご紹介しました。では逆に、HHIが相対的に高い商業施設はどこでしょう?
上記11商業施設のうち、HHIが4500~5000と相対的に高かったのは、『イオンモール幕張新都心』、『酒々井プレミアム・アウトレット』、『キラリナ京王吉祥寺』、『MARK IS みなとみらい』でした。いずれの商業施設も、立地する都県の住人が利用者の6割以上を占めています。
HHIが高いほど、商業施設の足元に集中する度合が高まる傾向にあるといえます。
明日の「調査結果報告」では、今回の調査対象施設以外で良く利用するとして名前の挙がった商業施設(自由回答)の集計結果についてご報告します。フリーアンサーですから、商業施設名の助成はしていません。それでも、多くの消費者が名前を挙げた商業施設はどこだと思われますか?