テナント企業が知るべき「消費者の商業施設利用実態」とは?
消費者の商業施設利用実態というと、ある特定の施設を利用する人や定着した人の特徴などを調査するものが考えられがちです。
しかし、そうしたタイプの調査結果は、ディベロッパーや施設側には今後の施策を考えるのに有効な情報となり得るのかもしれませんが、テナント企業にとっては、「それで?」という感想で終わってしまいがちです。
テナント企業が知るべきことは、複数の商業施設があるときに、どの施設が最も消費者に利用されているか、あるいは利用されていないかだと思います。
知りたいことは、特定の施設がどうかではなく、複数の商業施設間の優劣です。
消費者は、買い物機会の全てを一つの施設で完結させているとは考えにくく、複数の施設を併用しています。どの施設とどの施設がどの程度バッティングしているかも知りたいことに含まれるでしょう。
こうした観点から『商業施設利用実態調査2015』を設計し、調査を実施しました。
当ブログでは、しばらくその調査結果のハイライトをお伝えしたいと思いますが、その前に、皆さんが次のような質問をされたら、どのような商業施設(最近開業したものに限る)が思い当りますか?思い当たる商業施設をリストアップしてみてください。
Q1.開業前から話題性があり、一度行って見たが、その後は一度も行っていない。
Q2.一度行ってみてから、その後に何回か行き、最近も利用した。