商業施設の「定点観測」【3】ららぽーと『海老名』と『湘南平塚』の健康状態の比較

前回にお話した商業施設を観測する視点で、神奈川県のららぽーと2店『ららぽーと海老名』『ららぽーと湘南平塚』を比べてみます。

特別な意味はありませんが、『ららぽーと海老名』からみてみましょう。平成27年10月末の開業から1年4ヶ月が経過しようとしています。

『ららぽーと海老名』は、2月中旬の平日13時30分時点で、駐車場は約1,150台が埋まっていました。といっても、自分で数えたのではなく、駐車場入口に現在の駐車場の空き台数が652台前後と電光掲示板で表示されており、その数字を駐車場台数の1,800から引いただけのものです。相模ナンバーが半数以上、次いで多いのが横浜と湘南ナンバーです。

駐車場は“有料”です。ただ、買物金額に応じて3時間までは無料にできます。車で来店した客にこうした時間的なプレッシャーをかけるということは好調であることが予想されますが、実際はどうでしょうか?

早速、フロアガイドの最終更新日を確認すると2017年2月3日版で、つい最近更新されたことが分かります。

『ららぽーと海老名』は全部で4フロアで、2FがJR相模線海老名駅と“直結”しています。直結と言っても、とってつけたような改札口からです。JR相模線をわざわざ使い、その改札から直で出て来る人がどれだけいるかは疑わしく、時間的なプレッシャーから短時間で確認した限りですが、小田急線・相鉄線の駅方面からのデッキを通過してくる人の方が圧倒的に多い印象を受けました。ちなみにその日の天気は快晴で風弱く寒さもそれほど厳しくなく、わざわざ歩くには最高に近いコンディションでした。

商業施設の中に入ってみます。メインの入口脇は苦戦するケースが多いのですが、そんな目で見てみると“やはり”でした。

入って間もない左右の2つのテナントが白い囲いになっています。掲示によれば、『LE JUN』が1月29日に、 『MANO garment complex』が2月12日にそれぞれ閉店したそうです。確かにフロアガイドも空欄になっています。他に空欄は?と探すと、2Fの最も奥の大きめの面積の区画がありました。会員カード勧誘の告知が派手に貼られています。普通の人は目にもしないと思われる掲示ですが、これもよく確認すると1月22日に『OLD NAVY』が閉店したためであることが分かりました。

このように観察すると、3Fを除くフロアで空欄が確認できます。

1Fの惣菜や菓子を販売する店が並ぶ区画で2件。これらは何があったか確認できませんでしたが、鮮魚売り場の横の空いた区画ではカード会員の勧誘が行われていました。『JINS』横の区画は『CABANA in Bou Jeloud』が1月28日に閉店したそうです(この会社のホームページにはまだ海老名店が記載されていますが、お店はありませんのでご注意ください)。

4Fは1件で、『ユウホラ スキップ』という靴屋さんが閉店しています。この会社の場合は興味深く、海老名駅の反対側にもともと店舗が1店あり、そちらをご利用くださいと掲示されています。これはつまり、新たな商業施設が出来たとはいえ、海老名駅周辺で2店は成り立たない業種があるということを意味していると考えることもできます。

4Fの中央に『EBICEN flatto』という区画があり、ここは旅行を軸に書籍や雑貨を並べているように見受けられましたが、併設する『BOOK CAFÉ ZAKKA BOWL』は、考えをまとめるには最適な、静かで居心地がよい空間で、コーヒーの質も高く、カフェインを効率よく補給できました。

そんなこんなで間もなく2時間経過です。有隣堂で2,300円の地図を買って駐車券を処理してもらい、『ららぽーと湘南平塚』へ向かうことにしました。

駐車場を出る時に思ったことは、“いつかこの駐車場は無料になる”ということでした。

続きは次回のブログで。