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『アンダーアーマー』世界旗艦店出店を受けて|視認性をさえぎる意外な物

業務において“視認性”という言葉は極力出ないようにするべきだというのが持論なのですが、今回は敢えて使います。

新宿に世界旗艦店を9月13日に出店した米国のスポーツブランド『アンダーアーマー(UNDER ARMOUR)』。TSR情報によると、日本総代理店(株)ドームの業績は芳しくなく、世界旗艦店は再び成長路線に乗れるか否かの試金石なのだそうです。

新宿アルタ前の交差点脇で、間口も広く、2階部分は派手な電光看板がジャイアンツ優勝のシーンを流しており、本来なら対面からの“視認性”は抜群なはずなのですが、開店後10日ほどたった平日の夕方、店頭をパッとみたところ繁盛しているとは言い難く、入りにくい雰囲気が漂っている印象を受けました。

複数の要因が考えられますが、平日18時過ぎ、せっかくの視認性を長時間にわたり“意外なもの”がそれをさえぎっていました。

アンダーアーマー旗艦店

目抜き通り沿い、交差点付近は一般的に好立地とされており、オリンピックに向けてこうした立地に出店を急ぐ企業も多いとききますが、“大型バス等が店前に駐車する可能性の有無”という事柄もチェック項目に含めるべきなのかもしれません。

以下、TSR情報を読んで、追記となります(2019年11月13日)。

『アンダーアーマー』ですが、アメリカでは不正会計疑惑で捜査が入ったそうで、創業者のKevin PlankさんもCEOも退任されたそうです(日本経済新聞「米アンダーアーマー 不正会計疑惑で捜査」、Financial Times「Under Armour founder Kevin Plank to step aside as CEO」)。

日本では店舗の大半がアウトレットにあり、なかなか知名度が上がらなかったのかもしれません。TSR情報11月6日号によれば、CEOは「ブランドの鮮度が落ちている」との認識を示しているとのことです。

そうした点を打開するために、全額を自社で投資して新宿の世界旗艦店(UNDER ARMOUR BRAND HOUSE新宿)を開けたばかりなのに、思わぬもので店舗の視認性を遮られるだけでなく、アメリカではありがたくないニュースが流れるは、読売ジャイアンツとのパートナーシップ契約が(同チームがやっとのことで日本一は逃したもののリーグ優勝した年に)期限を迎えてしまうは、なんともついていません。更には、スポーツ関連の有名ブランドショップが路面店を積極的に出店するという先行きを不安にさせるニュースもあります。この投資がとどめとならないよう願うばかりです。

なお、CEOの言葉にあった“ブランドの鮮度”という言葉は、便利な言葉なので今後、拝借して使わせていただこうと思いました。

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