紳士服業界にみる「出店」と「業態開発」の「企業収益性」への影響【2】

紳士服業界にみる「出店」と「業態開発」の「企業収益性」への影響【2】

前回の問いの回答です。『青山商事』『AOKIホールディングス』『コナカ』『はるやま商事』『タカキュー』を営業利益率の高い順に並べると次のようになります。

1.青山商事61%
2.AOKIホールディングス34%
3.はるやま商事36%
4.タカキュー97%
5.コナカ23%

売上高の順位と大きく変わりませんでしたが、『コナカ』が最下位にランクされました。

それぞれの企業の間で出店と業態開発の方法でどのような違いがあるかを考えてみます。

まずは出店数から。データが若干古くて申し訳ありませんが、昨年8月上旬の数字です。

これは売上高の高い順になるのではではないかと思いましたが、その通りでした。(括弧)の中は、2014年度のメンズ売上高(出所:繊研新聞2015.8.4)によるものです(全社売上高ではありません)。

1.青山商事870店舗 (1578.8億円)
2.AOKI688店舗 (955.6億円)
3.コナカ403店舗 (411.58億円)
4.はるやま商事401店舗 (400.97億円)
5.タカキュー290店舗 (225.81億円)

『コナカ』と『はるやま商事』が接近していることが分かります。しかし、営業利益率は『はるやま商事』が『コナカ』を上回っているということで、両社の違いを比較することから考えてみましょう。

出店と業態開発の方法に何か違いがあるのでしょうか?

続きは次回のブログで。

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