- 2020.10.16
- 消費者行動,
衛生措置再強化,ジュネーヴの今|スイスと日本で考えるニューノーマルの行方
バカンスに行った人が持ち帰るのではと言われていましたが、実際多いのは職場内と家庭内感染。衛生措置強化で、全ての施設内、職場と学校でもマスク義務化、15人以上の私的な集まりは禁止に。再びリモートワークが増え、職場ごとにPCR検査を義務付けているところも。
バカンスに行った人が持ち帰るのではと言われていましたが、実際多いのは職場内と家庭内感染。衛生措置強化で、全ての施設内、職場と学校でもマスク義務化、15人以上の私的な集まりは禁止に。再びリモートワークが増え、職場ごとにPCR検査を義務付けているところも。
EU全体では、夏には外食やホテル業の売上は回復基調でした。旅行も車で行けて、アウトドアなど空気の良さそうな場所が選ばれる傾向が見られました。この夏旅行に行ったヨーロッパの人は、安全第一で、各自工夫しながらバケーションを楽しんでいたようです。
ヨーロッパの小売売上高は8月にはコロナ前の103%まで消費が戻っており、最近はそんなに不景気なムードは感じません。アパレルは引き続き打撃を受けていますが、日用品や家電製品・家具などコロナ前より売れている業種も。お金をかけるものの配分は変わったようです。
スイス人の日常生活での変化は、フィジカルコンタクトが消え握手もしなくなった。習慣がなかったうがい手洗いも定着。マスクも義務化され、ルールを守ってほぼ皆さんしています。永世中立国で自己防衛意識が高く、ロックダウン回避のため各自でできることはしようと。
先が見えない時こそ消費の現場を観察しよう、ということで、リテールビジネスに詳しいスイス・ジュネーブ在住の友人と、ビデオ会議をつないで情報交換する対談シリーズを開始します。ヨーロッパの消費者動向をリアルタイムでレポートしていきます。