昨日お話したとおり、リテールブランドの最終目標である定番化を達成したブランドが【定番ブランド】です。しかし、リテールブランドがいきなり定番化することはなく、そこに至るまでに3つの段階を経て【定番ブランド】に到達できるのです。

MPFSモデル

定番化のすぐ前の段階にあるブランドが【有名ブランド】です。“有名な”という形容詞は英語でFamousと言います。【MPFSモデル】の“F”はFamousのFです。定番化まではいかないものの、多くの人が存在を知っている、つまり、Famous(有名)なブランドになってることを意味します。定番化するブランドであれば、その過程で必ず到達しなければならない状態であると言えます。

なお、有名であることと、定番化されている状態は異なると考えるべきです。

定番化とは、有名であることを超えて、消費者の生活圏においては”あって当たり前”に近い状態です。名前は知っているが、身近に店舗がないため行ったことがない、あるいは、行ったことはあっても、はるか前でいつ行ったか覚えていないようなブランドは、定番化しているとは言えないのです。

では、リテールブランドが定番化する前の、M(Mania)・P(Popular)とはどういう段階でしょうか?

続きは明日のブログで。